新潟県燕市燕地区の夏まつり「飛燕夏まつり」で約1カ月の7月20日(土)にみこしを担ぐ「燕1000人みこし実行委員会」(熊倉正人実行委員長)は6月15日、5年ぶりに本番のPRを兼ねた市内老人福祉施設などを巡回してみこし担ぎとよさこいソーラン踊りを披露した。
飛燕夏まつりの燕1000人みこしの本番に出掛けることのできない施設に入所しているお年寄りから、施設に居ながらにして本番さながらのまつり気分と元気を届けようと毎年、「ふれあいみこし・よさこいソーラン踊り」と銘打って行っている。
新型ウイルスの感染拡大中は休止しており、ことしは5年ぶりの開催。みこしは地元の飛燕會をはじめ各地のみこしを担ぐ団体や燕商工会議所青年部、燕三条青年会議所、木やりの燕粋会、燕囃会から約60人が参加。よさこいソーラン踊りは、海響つばめ、よさこい燕☆輝ララ、トムソーヤなどから20人余りが参加した。
午前は「なごみケアセンター」、「あいこう燕」、午後から「白ふじの里」、「燕市交通公園」の順に回り、よさいこソーラン踊の参加者が全員で「よっちょれ」を踊ったあと、純金みこしを担いだ。
「あいこう燕」では、施設の正面で行い、猛暑のなか、利用者のお年寄りは日陰でいすに座って見学した。みこしはお年寄りに向かって差したり、燕バージョンの歌詞で神輿(みこし)甚句を歌ったり。最後は三本締めで締めくくった。
お年寄りはみこしのリズムに合わせて手拍子したり、「最高!」と声を上げたりと日常にはないイベントを楽しんでいた。