新潟県燕市が発行する広報紙「広報つばめ」11月1日号で同時に発行する「子ども版」の制作を担当する市内小学校5・6年生18人の子ども記者の任命式が19日行われた。
12年前の「広報つばめ」の新年号の特集で鈴木力市長は小学生と対談した。対談のなかで小学生から子ども向けの広報紙を制作を求める提案があった。
その声を受けてさっそくその年から毎年、子ども記者を募って「子ども版」を制作している。
ことしは5年生と6年生が9人ずつ、男子4人と女子14人の18人が参加を申し込んだ。うち4人は昨年に続いて参加した。
任命式では、鈴木市長から子ども記者一人ひとりに任命書と記者の証しの腕章を手渡した。
子どもたちは自己紹介で、「子どももおとなも楽しめるような記事をつくりたい」、「みんながあっと驚くような記事を完成させたい」、「燕市の人に誇れるような記事をつくりたい」、「燕市の魅力をわかりやすく発信したい」とそれぞれ決意を発表した。
鈴木市長は「パソコンもプロが使うような機械、ソフトを使うし、取材先にも皆さんからお願いの文書を書いたり、お礼の文章を書いたりするので、記事をつくるのは子ども目線、でもそれに関連する活動はちょっとおとなっぽくやってもらえれば」と期待した。
小林靖直教育長は「大変すばらしい立派な決意で心強く思っている。皆さんの目、心で新しい燕市の魅力を見つけ、発信してほしい」と期待した。
この日は4チームにチーム分けし、全体テーマの「燕市の輝いている人たち」のほかにチームごとのテーマを考えた。この日を含む9回の編集会議のほかに取材を行い、12ページの「子ども版」を完成させる。