新潟県警加茂署は19日、加茂市に住む60代男性から架空料金請求詐欺で9日から12日までの間に現金130万円を振り込み送金してだまし取られたとの届け出を受理した。
9日に男性の携帯電話に実在する通信事業者グループの職員を名乗る男から「あなたは2023年6月にウェブサイトを契約しています。解約料を払ってほしい。このままだと裁判になります。解約料は30万円です」などと電話があった。
その話を信じた男性は、金融機関で指示された通りにATMを操作し、指定された口座に現金30万円を振り込み送金した。その後も個人情報保護委員会という組織の職員を名乗る者から「ほかにも2つ契約したサイトがあります」、「あなたの携帯電話から電波が出て複数の人が被害に遭っており、訴訟になる」などの複数の電話があった。
男性は解約料名目や保険金名目で複数回、指定された口座に現金を振り込み、合計130万円をだまし取られた。不安になった男性が警察などに相談したことで詐欺被害とわかった。