新潟県三条市は23日(日)、水害対応防災訓練を行い、午前8時半から10時半まで市内全域に水害時の避難所を開設するので、この機会に避難所への場所やルートの確認をしてほしいとプレゼントも用意して市民の参加を呼びかけている。
訓練では市内の10カ所に第1次避難所、24カ所に第2次避難所を開設する。全避難所で参加者に啓発トイレットペーパーと菓子をひとつずつ、プレゼントする。
避難所では備蓄品の確認や避難所の体験、災害時に役立つ知識やグッズを学ぶことができる。また、第1次避難所では、協力団体による展示などによる学びのイベントもある。
三条市では、午前7時から11時まで訓練を行う。内容は三条市タイムラインに基づく事前対応訓練、災害対策本部・支部及び避難所設置、運営訓練、避難情報等の発信、伝達訓練、災害時要援護者の避難支援訓練、住民避難訓練、三条市建設業協会様と災害対策支部による情報収集(現場パトロール)連携訓練、職員向けの災害時一時託児所開設訓練。
ペットとの避難、災害支援物資搬入搬出訓練も行う。ペット避難訓練は、ペット専用スペースを設けてペットと一緒に避難できる避難所を新たに第二中、第一中・嵐南小、第四中の3カ所増やし、これまでも開設したものづくり拠点施設、たいぶん、西鱈田小、大崎学園、大島中、農村環境改善センター、下田公民館と合わせて10カ所となる。
農村環境改善センターでは午前10時半から正午までペット同行避難訓練を行い、ペットの受け付けから各自で設置する避難スペースの立ち上げまでを体験できる。
また、2011年度に結成した三条市立大学生などによる学生消防隊も参加する。防災行事の運営サポート、防火啓発、応急救護の指導などの活動を行っている。今年度は新たに9人が加わり、女性7人を含む53人となり、水害対応総合防災訓練では、土のう作りなどに参加する。