新潟県三条市が2017年4月から行ってきた「社会資本に係る包括的維持管理業務(嵐北地区)」が、内閣府がPPP/PFI(官民連携)事業の先導的な優良事例を表彰する「第1回 PPP/PFI 事業優良事例表彰」の「人口20万人未満の地方公共団体で事業化された事例部門(部門B)」で特別賞を受賞した。
この表彰は、PPP/PFI事業の先導的な優良事例を表彰し、地方公共団体や民間事業者のPPP/PFI推進のための機運醸成を図り、地域のPPP/PFI活用拡大、PPP/PFI活用対象の拡大と民間事業者の創意工夫の最大化を図ることを目的にしている。
三条市の取り組む業務は、道路、橋、公園など複数の種類のインフラの維持管理や修繕で分野を横断して包括的に民間事業者に委託している。
評価された点は、各施設の維持管理・修繕等の一連の業務を民間事業者に一元的に委ねることで、迅速なサービスを提供を行っていること。17年4月にスモールスタートで、三条市中心の一部エリアの道路と公園管理に包括委託を導入した後、現在は第3期目の包括委託を実施しており、 官民対話のもと委託内容を段階的に拡大していること。
28日(金)午後2時から内閣府中央合同庁舎(東京都千代田区)で表彰授与式が行われ、上田泰成副市長が出席する。