新潟県弥彦村の弥彦総合文化会館で29日、工事中に爆発事故が発生し、男性作業員1人が死亡、5人が重軽傷を負ったことについて本間芳之村長は、「残念で非常に遺憾なこと」であり、「事故原因の究明と再発防止にいかに努めていくか、これはまず何よりも優先されると思っている」と話した。
事故は弥彦総合文化会館で5月9日から10月5日までを工期に行っている実施している空調設備、トイレ等改修工事で、29日午後1時半ごろ、ピットで配管工事中に爆発が発生した。消防による消火活動は行われなかった。
建物は正面玄関上のはめ殺しの2枚の大きなガラスが割れて、玄関前にガラスの破片が散乱していた。空調設備がガス空調だったのかどうかはわからない
本間村長は「事故が発生してその連絡を受けてすぐ私も現場を確認しに行くと同時に、村の三役に連絡をしてまずは役場で情報収集に努めてくれという指示を出した」とし、事故原因などが調査中で詳しいことはわからないが、けが人が複数、出たのは間違いのない状況で、「とにかく速やかに原因の究明と再発防止に全力を挙げて、引き続き情報収集をしていく」と話した。
会館内にオープンして間もない弥彦の丘サテライトオフィス、会館向かいの弥彦の丘美術館に被害はなかったが、翌30日は弥彦の丘サテライトオフィスは休みで、弥彦の丘美術館は臨時休館する。その後の対応はまだ決めていない。