燕市・南波副市長へ退任辞令交付で鈴木市長のあいさつ概要

(2024.6.29)

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3期12年。お疲れさまでした。本来なら副市長の退任なので大勢の職員を集めて盛大に退任式を行うべきところだと思うが、南波さんが固く固辞されたので、こんな形でのお別れの場となった。

あいさつする鈴木市長
あいさつする鈴木市長

本人は大勢の皆さんに見送られるのではなく、自分からそれぞれ各課に回ってお別れのあいさつをしに行くとおっしゃっていた。これも南波流なのかなと、あらためてその考えに共感する。

市長就任にあたり出会いから40年近い南波副市長の存在を心強く思った

南波さんとの出会いは25、6歳のころ、40年近く前になる。当時は円高で産業界は大変で、燕出身の私がなぜかその担当になり、円高対策、その後、地場産センターの建設で、この地域の実情を聞かせてもらうことから縁が始まった。

その後も時々、顔を拝見することがあった。長らく深い付き合いはなかったが、縁あって市長になってまた付き合いが始まった。きのうの席でも言ったが、市長になったときに、鈴木というものは何者だと職員、周りの人たちは、本当に仕事やれるのかと思った人も大勢いたと思うが、そのときに当時の私を知っていた南波さんをはじめ赤坂さん、山田政雄さんの存在を本当に心強く思った。

きっと鈴木という男はこんなんだよと、いろいろと話してくれてたとんじゃないかなと。本当にスタートをうまく切れたのも南波さんたちのおかげだと、その点についてまず感謝を申し上げたい。

菊地副市長急逝の窮地を乗り越えるには新庁舎建設の大問題を解決した南波さんに頼むしかない

最初に一緒に仕事をしたのは、企画調整部長だったので、新庁舎建設という大問題があった。それをまずいったん解決するために何回、住民説明会をやったのか。そこからスタート。本当に大変な仕事を担当されたんだなと、そのときあらためて思った。

その後、その問題が何とか落ち着きを見せたうえで、次は菊地副市長が亡くなった。そこでいったん企画調整部長と総務部長の兼務もお願いした。南波さんだから引き受けてくれるだろうと、私の甘えがあったのかもしれない。

絶対にこの窮地を乗り切るためには南波さんに頼むしかないとそんなことを思い出す。その後、副市長になってもらい、感謝状に込めたように高い志と熱意をもっていろんなことに取り組んでいただいた。

議会の土田さんの質問のなかで、空き家対策の話があった。きのうは議会の祝賀会のなかで、本人が自ら基幹病院の話をした。こういった重要課題を本当に先頭になって取り組んでくれた。

空き家問題で私のむちゃぶりに応えてくれ吉田南の市場の開発に奔走

時々、私のむちゃぶり、とくに空き家問題は、代執行という制度はあるがそれやりたくないと。代執行をやると、金は燕市に戻ってこないし、地権者、利害関係者を資するだけだと。こんな損な制度はないから、なんとか取り壊した後、少なくとも土地は燕市のものになるやり方をやりたい。

債権者に債権放棄してもらってはどかという思いつきを、見事にやり遂げてくれた。議会のときに答弁していたが、その後こんなやり方をどこの自治体もやっていない。

それはいかに、それが大変なことかを物語っている。やり方としてはあり得るが、それを実際にやり遂げたのは多分、燕市だけだ。それはやっぱり南波さんの力があってこそ。本当に助けていただき。ありがとうございました。

もうひとつ、吉田南の市場の開発。燕市のなかでも大発展地域になったが、あれも農振を外すところから始まり、市場の建物をいろんな制約があるなかで認めてもらうのに奔走していただいたのも南波さん。

私に損な役回りが回ることなく自分がそれを引き受けてくれた

本当にひとつひとつ上げればきりがないが、すべて本当に高い情熱をもち、先頭に立って時々、職員を厳しく叱咤(しった)激励しながら、私に損な役回りが回ることなく、自分がそれを引き受け、職員に対して厳しいことも言葉かけながらも先頭に立って取り組んできたということで、本当に感謝、感謝、感謝の気持ちしかない。本当にありがとうございました。

これから第2の人生。ギターを担ぎ、バイクに乗って、いろんなところを回ると思う。佐渡にまだ行ったことがないと言うので、世界遺産に登録された佐渡を南波さんが走るのかなと想像している。これからも健康に留意して実りある楽しい人生を送ってください。
本当にありがとうございました。


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