第60回の節目の現代工芸新潟会展が29日、新潟市歴史博物館で開幕した。新潟県内の工芸作家19人の現代工芸新潟会(西片正会長)会員の作品をはじめ、公募作品、さらに60回記念で歴代会員の作品も含め75の作品が会場を彩っている。会期は7月7日(日)まで。
展示作品は、会員新作16点、中央展出品作品14点、会員自薦作品20点、公募作品6点。さらに第60回の特別企画展示「新潟会を彩った作家作品展」として元会員や物故者の歴代会員作品20点を展示している。
県央地域の会員は、弥彦村の西片正会長(金属)をはじめ、燕市の高橋純一さん(金属)、渡邉久意さん(染織)、河合孝さん(金属)出展している。
公募作品では三条市出身の明間隆三さん(陶磁・新潟市)が2点を出展。うち1点「巡る」は、BSN新潟放送賞を受賞している。
特別企画展示では、燕市の玉川堂五代目、玉川覚平さん(金属)と高橋輝男さん(金属)三条市の尾崎實さん(陶磁)の作品を展示している。
初日はテープカットを行って開場した。西片正会長は「60回記念展とはなならなかったが、中身はなかなかいい展覧会になった」と話していた。
7月1日は休館日、開催時間は午前9時半から午後6時まで、最終日7日は午後3時まで。入場無料。