新潟県燕三条地域で活動する一般社団法人燕三条青年会議所(結城義博理事長・会員68人)は2日開いた7月通常総会で2025年度の第29代理事長候補者に監事の齋藤和也さん(37)=(有)ストカ専務・2013年入会=を決めた。
あわせて25年度の監事候補者には、副理事長の酒井高輝さん(37)=(株)酒井商店常務・2019年入会=と広報戦略委員会執行理事の高橋夢乃さん(37)=(株)サマンサハート取締役マーケティング部長・2013年入会=を決めた。
齋藤さんは三条高校定時制課程を卒業。家業を継ぐ一方、2020年には青年会議所会員とともに株式会社ドッツアンドラインズを設立して代表取締役に就き、JR帯織駅で「EKILAB」、JR燕三条駅で「JRE local hub 燕三条」を運営。ことし3月に燕三条駅で開いた燕三条綱引き大会は大きな注目を集めた。
燕三条地域のオープンファクトリーイベント「燕三条 工場の祭典」の実行委員長を務め、昨年は本格的な野外音楽フェス「燕三条ジャパンフェス」を開催。昨年は三条祭り若衆会会長にも就くなど、海賊王「燕三条のルフィ」を目指すとぶちあげる燕三条の未来を期待させるキーパーソンのひとりだ。
JR燕三条駅で通常総会では結城理事長が下げてプレジデンシャルリースを齋藤さんにかけた。結城理事長は「次年度に向けたきょうがスタートなので、スタートダッシュが切れるようにともに頑張っていこう」、野崎寛行直前理事長は「齋藤候補者が情熱をもって一歩踏み出し、やがてはそのつながりや思いが市民にも広がっていくと思う」と斉藤さん激励した。
斉藤さんはあいさつで入会の経緯から青年会議所に対する思いの変化を話し、「青年会議所がいちばんわかりやすく地域に還元できる方法は、会社を伸ばすことだと思う。会社を伸ばして税金を払って社員を雇って会社を大きくして、そしていろんなところに出て会社の名前を売ること」と話し、地元経済界で活躍する歴代の先輩に経緯を表した。
監事候補者の酒井さんは「これまで得た経験を少しでもROM、メンバーの皆さまに還元していけるように邁進していきたい」、高橋さんは「次年度、監事として皆さんときちんと向き合い、メンバーの成長や地域への貢献、私自身の11年のJCの学びなどを生かしてきちんと監査ができるよう邁進したい」とそれぞれ述べた。