7月7日の「七夕」に向けて新潟県三条市の市立大学(アハメド・シャハリアル学長)の正面玄関を入ってすぐの学生ホールに1日、学生会が七夕飾りを設置。3日夕方には願いごとを書いた短冊がざっと150枚もたわわに下がっていた。
七夕飾りの設置は毎年、恒例。テーブルに短冊とペンを置いて学生から自由に書いて下げてもらっている。隣りの三条看護・医療・歯科衛生専門学校も七夕飾りを設置しているが、市立大学の七夕飾りを見つけて短冊を下げている。
真偽のほどは定かではないが、短冊に願いをかなうと大学が願いをかなえくれるというふれ込みが学生の間に広がり、3日になって急に短冊の数が増えた。今までにないほど過去一たくさん下がっていると言う。
だからなのか、「セブンティーンアイスの自販機を置いてほしい」や「体育祭か球技大会をやりたい!!」と卑近で実現可能性の高い願いが目立つ。「織姫と彦星」 の伝説にちなむ行事であり、お年ごろだけに「一途な(年上)彼氏ができますように」、「彼女ができますように」、「今年の夏こそ大レンアイ」と恋愛成就の願いが多い。
「こんな所に書いても叶わないのに…」という自己矛盾型や漫画「呪術廻戦」に出てくる禅の言葉「無量空処 (むりょうくうしょ)」、「ユニバーサルデザインの教授になると思うかもしれない」、「たくさん食べても太りませんように」と自由にねたとして楽しんでる。
ただ、一説には七夕は神が願いをかなえてくれるのではなく、自分で願いをかなえることを神に誓うもので、願いをかなえるのは自分自身の努力とか。結局、自分で努力して願いごとをかなえるほかなさそうだ。