新潟県立新潟県央工業高校(松原直樹校長・新潟県三条市)の同窓会(松縄嘉彦会長・新潟県三条市)は、このほど令和6年度総会を開き、186人が出席して同窓の旧交を温めた。
6年度予算を決め、役員全員の再任を決めた。松縄会長はあいさつで、2015年にものづくり教育を進めるため県に「新潟県央工業高校の充実・発展を求める要望」を行ったことを振り返り、「県央工業高校をいかにすべきかということを多分、県が検討に入ったんじゃないか」と明るい見通しを示し、県議や校長に「ものづくりの伝統が絶えないような素晴らしい高校が続いていくことに力添えを願いたい」と求めた。
松原校長は県央工業高校の学校活動や進路状況、部活動の実績などを紹介し、今年度は高校のDX加速化推進事業「DXハイスクール」に採択されたことを報告。「ものづくり教育を通して地域で活躍、貢献するテクノロジストを育成する学校として、新たな価値創造を目指し、向上し、新事業創出への意欲と姿勢を育むように取り組んでいく」と方向性を示した。
来賓の杉井旬県議は、急激な少子化で10年ごとに計画を見直す県立高校の将来構想を、令和9年度に見直すところ2年、前倒ししてことし見直す検討に入り、そのなかで仮称「産業高校」をつくる案が出ていることを話した。
ことし北信越大会に出場した卓球部と水泳部、全国大会に出場するレスリング部とウエイトリフティング部、県大会に臨む野球部のそれぞれの監督の先生に激励金を贈った。
加えて野球部には、高野連が今春から新規格の低反発バットに完全移行したことから、低反発バット2本を贈呈。2008年に県央地区初の甲子園出場を果たした野球部の主将だった池田周平さん(34)=燕市=がプレゼンターを務めた。松縄会長の音頭で乾杯、懇親会に移った。