新潟地歩気象台の8日午前11時15分の発表では、下越では8日夜の初めごろに土砂災害に厳重な警戒を呼びかけた。三条市で正午までの1時間に33.5ミリの雨量を記録し、激しい雨が降り続いている。
三条市では、明け方から雨量を記録して日中はしだいに雨が強まっている。午前11時までの1時間も12.0ミリと10ミリを超える雨が降り、正午までに累計63.0ミリのまとまった雨になっている。正午ごろから落雷も発生している。
正午現在、下越の新潟市、阿賀野市、胎内市、関川村に大雨警報、新発田市に土砂災害警報を発表している。
午前5時42分の発表では、梅雨前線が華北から日本海、北日本を通って日本の東に延びており、前線は9日にかけて北陸地方付近に停滞する見込み。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、新潟県では、9日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨が降る所がある。
雨雲が予想よりも発達した場合や停滞した場合には警報級の大雨となるおそれがある。能登半島地震で地盤が緩んでいる所があり、土砂災害の危険度が高まるおそれがある。