2004年の 「平成16年7月新潟・福島豪雨」による7.13水害で9人が犠牲になった新潟県三条市は、発災からまる20年になる13日(日)、五十嵐川水害復興記念公園(諏訪1)に献花台を設置し、黙とうをささげる。
毎年13日に7.13水害で五十嵐川の堤防が決壊した場所に建設された五十嵐川水害復興記念公園に献花台を設置して、破堤した時刻の午後1時15分に一般の人も参加できる黙とうと献花式を行っている。
加えてことしは20年の節目ということで、午後1時15分に防災行政無線を使って市内全域で追悼のサイレンを鳴らす。さらに午前9時から午後5時まで写真パネルと映像の展示も行い、それに伴って五十嵐川水害復興記念公園が渡瀬橋ー田島橋間の左岸堤防道路を午前8時半から午後5時まで通行止めにする。
9日の定例記者会見で滝沢亮市長は、「災害に強いまちづくりをこれからも進めていくことはもちろんのこと、二度と災害による死者を出さないよう、常に災害に備える気持ちを忘れてはいけない」と述べ、サイレンにあわせて市民に黙とうの協力を呼びかけた。
前日8日に強い雨が降って市内各地で冠水や通個止めになった所があったことにふれた。西大崎の渡瀬橋の下で内水対策の調整池を作っているが、「しっかりと水害対策、災害対策をこれからも進めていかなければならないとあらためて感じた」と気を引き締めた.