新潟県燕市の吉田北地区で生まれたご当地ヒーロー「方言戦隊メテオレンジャー」が、結成10年目にしてついに悲願の燕市PR隊士(大使)に就任することが決まった。18日、燕市役所で任命式が行われる。
方言戦隊メテオレンジャーは、過度な欲望により破滅した星のかけらである隕石(メテオライト)から地球を救うために誕生したピンク、ブルー、グリーン、レッド、イエローの5人の戦士。暴力や武器を使わず、見えない社会悪と戦う平和主義ヒーローだ。
2015年に吉田北まちづくり協議会に誕生し、得意の方言を生かした特殊詐欺被害防止を呼びかける替え歌やダンスで、地域活性化や特殊詐欺被害防止、食育、高齢者免許返納に関する啓発活動などに取り組んできた。
県警燕署には、特殊詐欺被害防止推進員を委嘱されたり、ピンクが1日生活安全課長に任命されたりと大役を任されてきた。しかしなぜか燕市からは大きな役割を与えられることがなかった。これまでの活動のひとつの評価となる燕市PR大使就任は悲願だった。
最近は燕市の「道の駅 SORAIRO国上」のイベント出演もレギュラー化している。燕市PR大使就任によりオフィシャルな存在となり、さらに活動の幅が広がることが期待される。
18日の任命式は午後3時から市役所市長室で行われ、鈴木力市長から任命書、たすき、名刺を贈呈し、メテオレンジャーが決意表明する。燕市PR大使はこれで11組目になる。