四六判のモノクロ320ページで税込み2,090円。。馬場さんの妻、元子さんに2004年から12年までに行った6回のインタビューをそれぞれ章をたててまとめている。元子さんが語り尽くした馬場さんの素顔と生き方。10万字以上におよぶインタビュー原稿のほとんどが初公開だ。
馬場さんとの出会いや野球選手時代、全日本プロレスの旗揚げ、馬場さんの死、ジャンボ鶴田最強論、プロレス界のメッセージ、今こそ必要な馬場さんという存在など、プロレスファンだけでなく興味をひかれる内容。第二章では馬場さんのふるさと三条市についても話している。
インタビューしたのは、棚橋和博さん(1958-2021)。新潟市生まれで出版社ジョイフルタウンに入社し、タウン誌や音楽誌の発行に加えテレビ音楽番組の制作にも携わった。約40年にわたり渡り数え切れないほどの取材を経験した。
棚橋さんが21年12月に亡くなって2年たった昨冬、同書に収録したすべて原稿データを収めたUSBが発見さ れた。故人の思いを継ぐ形で制作が始まり、馬場さんの著作権管理を行う株式会社H.J.T.Productionの協力、監修で、馬場さんの没25年と元子さんの七回忌にあたるこの夏に発刊することになった。
25日に新潟県内の主要書店で発売し、全国主要書店やAmazonでは8月中旬の発売を予定している。各章の見出しやインタビュー日などは次の通り。
【第一章】十三回忌前I(2010年11月5日インタビュー)
「出会い」「野球選手時代」「ジン・キニスキー戦後の食事」「全日本プロレス旗揚げ」ほか
【第二章】七回忌前I(2004年5月4日インタビュー)
「故郷・新潟/三条」「伝説の母校凱旋興行」「馬場さんの死」「馬場さんと元子さんの全日本プロレス」ほか
【第三章】七回忌前II(2004年秋インタビュー)
「馬場さんの選手育成法・受身の極意」「新日本プロレスとの企業戦争」「交流戦」「馬場・猪木戦」ほか
【第四章】七回忌後(2005年春インタビュー) 「七回忌を経て」「今、本当に強い人は誰?」「ノアは全日本プロレスか」ほか
【第五章】十三回忌前II(2010年11月26日インタビュー)
「王道継承」「ジャンボ鶴田最強論」「プロレス界へのメッセージ」「今、馬場さんに言いたい言葉」ほか
【第六章】十三回忌後(2012年6月15日インタビュー)
「つながった命の意味」「十三回忌」「今こそ必要な馬場さんという存在」ほか