新潟県三条市が旧三条市立図書館を改修した三条市歴史民俗産業資料館別館「ほまれあ」が20日(土)午前11時から開場式を行ってオープンする。開場式では愛称「ほまれあ」の提案者への賞金贈呈やテープカットなどが行われる。
「ほまれあ」は、三条市名誉市民6人の作品やゆかりの資料などを展示し偉業を伝える「名誉市民ギャラリー」と、市民の文化芸術に触れる機会を創出する「文化芸術ギャラリー」の機能をあわせもつ。
文化芸術ギャラリーは美術資料の展示のほか、芸術作品の発表の場として、市内の文化・芸術団体や一般の人も利用できる貸出しスペース。9月3日に供用を開始し、1時間当たりギャラリー1を200円、ギャラリー2を300円で貸す。
向かいにある歴史民俗産業資料館や図書館等複合施設「まちやま」などとともに、まちなかエリアのにぎわいの創出を目指す。
オープンの20日から9月1日まで企画展「岩田正巳展〜創造の軌跡〜」を開く。三条市名誉市民の日本画家、岩田正巳(1893-1988)の作品を制作する工程で描かれた下絵と完成品とともに鑑賞できる。愛用の画材や参考資料も特別に公開する。
また、「ほまれあ」開館に合わせて20日午前10時から午後4時まで「まちやま」と歴史民俗産業資料館駐車場で、まちなかオープンカフェ「三条ふるいもの市」が開かれる。
「ほまれあ」で、ゆかりの品が展示される名誉市民が活躍した昭和時代にちなみ、レトロなものを集めて出店するほか、子ども向けの縁日などが行われる。
古着や古本、古物などの雑貨、ワークショップ、キッチンカーによる飲食など約40店舗が出店。子ども向けこども縁日や無料の駄菓子すくいがある。
「三条っぽい」をテーマにしたスタンプラリーを行い、各施設に設置してあるスタンプを3個集めて、「まちやま」会場本部で交換すると、当日同イベントで使える500円クーポンやおしゃれな古物、工場体験ペアチケット、ジャイアント馬場にちなんだ酒「十六文」などの景品が当たる。
スタンプを設置する施設は「えんがわ」、「ほまれあ」、歴史民俗産業資料館。午後1時から1時半までハンドパン奏者「竹山キョん」によるハンドパン演奏もある。