JAえちご中越(吉田文彦経営管理委員会会長・新潟県長岡市)では、特産のブドウ「巨峰」の出荷が本格化。ことし天候に恵まれて順調に生育し、糖度が高く、高品質なブドウに仕上がっている。
主産地は三条市大島地区と加茂市。ハウス栽培が盛んで、ほかの産地に比べて出荷が早いのが特徴。JAえちご中越「天果糖逸(てんかとういつ)出荷販売協議会」(石黒隆之会長・会員303人)では、会員約40人が約10ヘクタールでブドウを栽培している。
ブドウ全体の出荷量は12月までに約83トンを見込む。巨峰は7月下旬から盆前にかけてピークを迎える。収穫された巨峰は三条市のJA大島選果場と加茂市のJA加茂集出荷場に持ち込まれ、県内4市場を通して県内スーパーなどで販売される。
25日、天果糖逸出荷販売協議会ぶどう部会員でもある星野寿成さん(25)は、代官島地内のブドウ棚の下で、まだ巨峰ははしりの時期でもあり、巨峰の粒の大きさや色から成熟した房を見極めて収穫していた。
8月上旬からは人気の「シャインマスカット」の出荷もスタートする。