新潟県弥彦村で25日に行われる弥彦燈籠(とうろう)まつりを前に24日は前夜祭。温泉街での民謡流し大会に約280人が参加したほか、多目的施設「ヤホール」ではステージイベントも行われた。
民謡流しは弥彦山太鼓の演奏に続いて弥彦神社の一の鳥居前を出発。ヤホールまで約600メートルを進んだ。「一宮甚句」と「弥彦音頭」を踊りながら進んだ。
朝から雨が降って民謡流し大会は実施が危ぶまれたが、スタート直前になって雨があがり、終わるとそれを待っていたかのように雨がぱらついた。これには最後のあいさつで、菅原健弥彦村商工会長は弥彦の大神様のおかげと感謝した。
おまけに雨のおかげで気温が下がり、絶好の民踊流し日和りになった。団体ごとにそろいの浴衣を着た踊り手は打ち水のような涼しい風のなかで、のびのびと踊っていた。
翌25日は午前7時50分から児童燈籠押しと青年燈籠押しで始まる。9時から弥彦神社で大祭が行われる。午後は仮舞殿で里神楽と剣舞、詩吟の奉納があり、お欅(ケヤキ)びきで巡行路を払い清めた。
そしてハイライトの燈籠押しには、13の講中が参加。各講中の大燈籠が宿下りの一方、弥彦山松明行進が弥彦山頂から弥彦神社へ下ってきて、8時に弥彦公園で奉納煙花大会とスターマイン打ち上げが始まる。
9時から御神輿渡御と燈籠巡行が町内を進み、弥彦神社へ戻ると大燈籠が拝殿前の仮舞殿を取り囲んだなかで、神歌楽、天犬舞奉奏が奉納されて日付が変わるころに幕を閉じる。25日の弥彦燈籠まつりの行事は次の通り。