新潟県燕市は、コロナ禍で休んでいた外国語教育「Jack & Betty プロジェクト」の海外派遣事業を5年ぶりに再開し、7月31日 から8月8日までの9日間、姉妹都市の米国・ウイスコンシン州シェボイガン市に燕市の中高生4人を派遣する。
ことし2月に行った「英語スピーチコンテスト」の優秀者4人を親善大使として派遣する。4人は県立燕中等教育学校4年の大橋歩夏さん、清水縁さん、本田妃麗さんの3人と新潟大学教育学部附属長岡中学校2年の田邊龍太郎さん。シェボイガン市でホームステイや行政庁舎への表敬訪問、現地でのフィールドワーク、燕市のPR活動などを行う。
24日に市役所で出発式を行った。小林靖直教育長は「どこに行っても大丈夫なので自信をもってアピールして、貴重な学びをしてほしい」、燕市国際交流協会の山崎悦次会長は「体調に気をつけて頑張ってきてほしい」と激励した。
親善大使の4人はそれぞれ目標を発表した。大橋さんは「燕市がどういうところなのか、わかりやすくPRしたい」、清水さんは「派遣事業終了後は成長した姿を見せたい」、田邊さんは「さまざまなことを学び新しい経験をしたい」、本田さんは「たくさんの人とコミュニケーションをとり文化交流をしながら学んでくる」と、はきはきと発表。現地で行うプレゼンテーションも披露した。
燕市では、シェボイガン市や姉妹都市の米国・ダンディ村、オーストラリアなどへ中高生の海外派遣事業を行っている。2019年にダンディ村とオーストラリア、シンガポールへ海岸派遣を行って以来、コロナ禍で事業を休止していた。シェボイガン市への派遣は13年ぶり。