日付けの語呂合わせで「箸(はし)の日」の8月4日、新潟県三条市の八幡宮(藤崎重康宮司)で毎年恒例の「はし供養祭」が行われた。使い古されたはしを焼納して食をささえてくれるはしに感謝した。
県央食品衛生協会三条支部(関能広支部長)の主催。飲食業にかかわる三条支部の会員や参拝者が使い古しのはし数千膳を持ち寄った。
三条支部の10人余りが参列して藤崎宮司が神事を行ったあと、藤崎宮司を皮切りに来賓や三条支部会員、一般の参拝者がはしを火にくべて焼納した。
一方で来場者を集めるのが振る舞いで、ことしも焼きそば400食とかき氷300食を先着順で無料配布した。加えてミニ縁日のスーパーボールすくいや水ヨーヨー釣りも用意し、正しい手洗い指導も行った。
この日の三条市は熱帯夜からの正午までの最高気温が35.2度となる猛暑日。厳しい暑さでさすがに来場者の出足は鈍かった。そのうえ焼納場は燃え盛るはしの炎が暑さを倍増させた。
それでも振る舞いには行列ができ、日陰を探してかき氷で熱気を冷ましていた。