青山繁晴参院議員は3日、黒埼市民会館(新潟市西区)で開かれた細田健一衆院議員の西区国政報告会で講演し、あらためて9月の自民党総裁選に出馬するとあらためて明言した。
青山氏は、参院議員として初めて総裁選に手をあげると話し、「ここで変わらなかったら自民党がおしまいじゃなく、日本がおしまい。なぜかというと野党に政権担当能力がない」と危機感を示すとともに野党を批判した。
次の総選挙で政権交代の可能性があり、「政権交代があると思ったら派閥とか問題ばかりやってるのでなく、自民党に代わる外交安全保障、エネルギー政策、経済政策、消費税をどうするか、その財源どうするか」などを主張すべきなのに「まったく2、3カ月、何の話もなくて安倍派潰しばかり」と続けた。
岸田政権については、物価高など国民の日々の生活をどれぐらい苦しめてるのかわかってないとし、「これが岸田政権の一番いけないところ」と岸田政権も批判した。
2019年の6月に「日本の尊厳と国益を護る会」を結成し、代表に就いている。会員は自民の現職の衆参議員100人だが、広瀬めぐみ参院議員が離党して99人に。来賓で出席していた小林一大参院議員は会員になっており、細田氏が会員に100人に戻ると話した。
「きょうは細田健一さんには、そういう運命の日」、「健ちゃんは、きょう無理やり護る会の100人目に」と話すと細田氏は「わざわざご指名いただいて本当に光栄なことだと思っているから、広瀬めぐみさんの代わりに」と入会を約束した。
青山氏はほかにも、日本にあるエネルギーとして普及活動を進めているメタンハイドレートや憲法改正などについて話し、「健ちゃんをもう1回、5期目、国会に送ってもらって」と細田氏への支援を呼びかけた。
この日は約250人の支持者が参集した。最後の細田氏は新潟市西区は1月1日の能登半島地震で液状化現象で大きな被害が出たことについて話した。
「県と市が一緒になって宅地の液状化対策をやるということになっている」が、「この地区の液状化対策は国が責任をもって100%しっかりとやらせていただく」と約束した。