10日(土)から18日(日)までの9日間、道の駅 燕三条地場産センター(新潟県三条市須頃)で恒例の「お盆フェア」が開かれており、盆の帰省客や観光客に向けてさまざまなイベントやサービスが行われている。
初日8日は、朝から来駅者でにぎわった。出展販売は、ヨシカワがキッチンアイテム、山口木工が香水やアウトドアナイフ、ワクイが山人シリーズのなたやナイフ、福顔酒造が日本酒、アルチザンが名入れタンブラー、シンドーがU+RooLeeのドリッパー、田辺金具が靴べらや酒器を販売した。
ほかにもプラスワイズが燕三条鉄シリーズのドリンク、道の駅 庭園の郷 保内のさつまいもモンブランソフト、帝樹園庭正がハーブティーソーダなどを販売した。
スプーン磨きとチタンストローの発色体験のワークショップ、職人によるまな板削り、弥彦村の公式キャラクター・ミコぴょん登場、屋台コーナーでさかたやのだんごやたこ焼き、横田精肉店のチューリップ・もつ煮の販売と盛りだくさんだ。
「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録を記念して佐渡金銀山の採掘道具のレプリカ展示と本物の純金なら約9,100万円になるレプリカの金塊つかみ体験もある。
採掘道具のレプリカ展示は、「道心斉正行(どうしんさいまさつら)」を名乗る玄能鍛冶(げんのうかじ)職人、馬場正行さん(75)が、2019年に佐渡にオープンした佐渡金銀山ガイダンス施設「きらりうむ佐渡」に展示するレプリカを製作したときの作品の一部を展示している。
また、店内には馬場さんの作品を販売する常設コーナーがある。ふだんは数万円ていど商品を販売しているが、盆フェア初日は、「鋼付打ち出の小鎚(こづち)」53万2000円をはじめ、「如月七十四翁切出し」24万7500円「寸八鉋(すんぱちかんな)」20万2000円の高級品3点を追加した。
鋼付打ち出の小鎚は、軟鉄の両端の打面に鋼を付けたもので、鋼はくぎに負けず、軟鉄がクッションになってくれてふつうの金づちなら打ち込むのに4、5発が必要なくぎを1、2発で打ち込める。製造に高度な技術が必要名なだけでなく、普及品の金づちでは決して真似できない機能性を兼ね備えている。海外の富裕層などに任期で、お盆フェア中に売れることに期待している。
お盆フェア中の営業は午前9時半から午後5時半まで。問い合わせは燕三条地場産センター(0256-23-2311)へ。