新潟県三条市の北三条駅近く、三条中央市場で開かれた二・七の定期市は、翌13日の墓参りを前に盆用品の買い物客でにぎわった。
「2」か「7」の付く日に開かれる朝市。ふだんは50店近くが出展しているが、12日は常店20、農家30に加えて臨時出店24の74店が出店した。臨時出店のうち7、8店が生花の販売。あわせて開かれたコラボマルシェにも11のマルシェ出店があった。
この日の明け方の三条市の最低気温は25.6度。前日に続く熱帯夜で最高気温30.5度の真夏日だったが、台風5号接近の影響か雲が多く、小雨がぱらつくこともあって過ごしやすかった。
少しでも涼しいうちに買い物をすませようと夜明けとともに来場者があり、午前5時ごろピークに買い物客でごった返した。
盆花は1束で700円から1000円ていど。果物はナシの「幸水」が3個500円、モモの「山根白桃」が3個1000円、シャインマスカット1房2000など、農家直売だけに買い得品も多い。精霊棚に飾る小さな野菜も並んでいた。
出店者は「きょうはどの店ももうかったね」と上機嫌だった。13日は同じ中央市場で午前6時から9時ごろまで盆花の臨時市が開かれる。