新潟県加茂市の夏まつり「第39回越後加茂川夏祭り」がことしも14日、加茂川河川敷を会場に開かれた。朝は雨が降ったがその後は天気が回復し、雨が打ち水代わりになって少しは涼を運んでくれ、多くの市民でにぎわった。
午後3時から、おいしんぼ広場と縁日広場、初めての自衛隊車両展示などがスタート。夕方からよさいこソーランの演舞、灯ろう流し、オープニングセレモニー、加茂中学校「KAMO坂21」のパフォーマンス、そして、大盆踊り大会、大花火大会でフィナーレを飾った。
大盆踊り大会は、以前は両岸を結ぶ仮橋を使って回る形で行ったが、コロナ禍から再開した昨年から仮橋を設置していないため、左岸側で6団体から数百人が参加して「加茂松坂」を踊った。
続く大花火大会は、加茂川に設けた50の噴水花火をカウントダウンして点火。まぶしいほどの火柱が上がる派手なオープニングのあと、加茂山を打ち上げ場所にのんびりと単発の花火が順に上がった。
最後は二尺玉2連発、そして葵橋ー旭橋間に延びる約500mの大ナイアガラに点火。藤田明美加茂市長と木戸信輔加茂商工会議所会頭が点火スイッチを押すと滝のように火が流れ落ち、見物客はうっとりと見入っていた。