新潟県燕市の燕市産業史料館で2日から9月8日まで開かれている「燕のカレー展」の関連イベントとして18日、見附市出身のスパイス料理研究家、一条もんこさんを招いてトークイベント「カレーを美味しく食べる秘訣とは? 〜カレーのための究極のスプーンの開発秘話を交えて〜」が開かれた。

山崎金属工業のカレー専用スプーン「カレー賢人」を手に話す一条もんこさん

一条もんこさんは金属洋食器のまち燕市で製造されているカレー専用スプーン、山崎金属工業株式会社（燕市大曲）の「カレー賢人」シリーズを愛用。今回のカレー展にも展示されている。

その開発担当者の中村雅行国内営業部課長をまじえてカレーをおいしく食べるこつなどを語った。中村課長は、10年ほど前に東京で毎年、開かれている神田カレーグランプリで、一条もんこさんと知り合った経緯を話した。そこでなぜ暑い国でカレーが食べられるのかと話を聞いたのが印象に残ったことを紹介した。

山崎金属工業の中村国内営業部課長とトークイベント

それを受けて一条もんこさんは「トウガラシは汗をかくけど体温が0.5度くらい下がるので、理にかなっている」、さらに「冬はコショウを辛みに使うのがお勧め。体を内蔵から暖めてくれる」と、カレーの機能性を話した。

また、一条もんこさんが開いているカレー教室では、複数のカレースプーンを用意しているが、生徒がみんな「カレー賢人」を使いたがると言い、「食べやすいスプーンを使うと、おいしさもモチベーションが上がる」と絶賛していた。

40人余りが参加

一条もんこさんやカレーのファン、地元の金属洋食器メーカーの関係者など40人余りが参加し、カレーに関する情報量たっぷりな軽妙な話に聴き入っていた。

カレー展で展示されている「カレー賢人」

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