新潟県加茂市の商工観光課に事務局を置いていた加茂市観光協会が、今年度から民間組織に移行し、新たな事業展開を進めるなかで28日、初めての公式サイト【公式】新潟県加茂市の観光サイト「Find KAMO」がオープンした。
公式サイトには「イベント情報」、「加茂市とは」、「目的から探す」、「特産品」、「アクセス」、「新着情報」の項目がある。
トップページには「リスが寄ってる餌やりとは?」、「加茂市の秋の幸3選」、「加茂市のキャンプ・BBQ場特集」、「加茂市の春夏秋冬」と思わずクリックしてみたくなるキャッチーなフレーズのリンクがある。
さらに「加茂市を知るための6つのキーワード」として「01北越の小京都」、「02全長約1.3kmの商店街」などのページへのリンクもあり、興味を引くホームページになっている。
昨年度、移住・定住の促進を任務に加茂市の地域おこし協力隊に任命された加茂市七谷出身の阿部駿さん(30)が、新組織となった観光協会の事務局長に就任した。事務局は、ほかに地域おこし協力隊員と新規採用したプロパーの3人体制。たまたま同じ学年のUターンした3人がそろった。
阿部さんは神奈川県の大学を卒業後、東京都内の旅行会社に勤務し、コロナ禍を契機にやりがいがある仕事ができないかと転職を考え始め、加茂市が募集していた地域おこし協力隊に応募した。
29日に加茂市で開かれた「第3回知事と一緒に車座トーク」に出席した阿部さんは、「これまでの観光協会は春の雪椿まつりと加茂川鯉のぼり事業の支援が主な業務で、それ以外ほとんど何もされなかった組織」と説明した。
「サイトの構築、どうやってPRしていくか、ターゲットやコンセプトの前提、どういうイベントをやっていこうかと検討と今、加茂市の観光としてどういうことをやっていこうか、どういうのが観光客の方に刺さるのかなとていうのを一生懸命考えている」と話した。
また、阿部さんは「加茂市を嫌いだと思ってたけど多分、知らないだけなんじゃないかと強く思い、それが恥ずかしいと思った」、「これを機に加茂市を好きになったら、残りの人生がもっと豊かになるんじゃないかと思った」とも話し、そんな気持ちをホームページにも込めた。
少し時期が遅れたが、うちわも300枚作成、28日に業者から届いたばかり。31日、9月1日と行われる加茂市・青海神社の青海神社の秋季例大祭で、赤鳥居下に前にうちわを入れた箱を設置して自由に持ち帰ってもらう。