燕市の人口芝サッカーコートを吉田ふれあい広場に整備し2面で概算8.3億円、1面で4.8億円 (2024.9.3)

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新潟県燕市は3日開かれた議員協議会で、7月13日に市議会が提出した「サッカー場整備事業に関する答申」を受けたサッカー場の整備方針を示した。

人口芝サッカーコートを整備する吉田ふれあい広場
人口芝サッカーコートを整備する吉田ふれあい広場

答申では、吉田ふれあい広場に人口芝サッカーコート2面にナイター照明と防球ネットを整備し、駐車場と管理棟の整備を検討するとした。

市が示した整備方針は、答申内容を最大限に反映し、特定財源の有効活用を考慮した。当面は人工芝サッカーコート1面で運営し、その後、利用状況や財源確保を踏まえて1面増設を検討する。

ナイター照明はコートの4つ角に設置。屋外トイレを新設か管理棟の改修を整備を踏まえて検討する。駐車場を拡張するほか、コンテナハウスなどを活用して備品などの保管や避暑空間の整備を検討する。

概算整備費は2面なら8億3750万円、1面なら4億8250万円。特定財源のふるさと燕応援基金4億5,000万円とスポーツ振興くじ4,800万円を活用する。

スポーツ振興くじ助成金は、人口芝サッカーコートの整備が対象になるグラウンド芝生化事業と、ナイター照明と防球ネットを整備するスポーツ施設等整備事業で事業分割して実施時期をずらすことで有効に助成金を活用する。

2026年内の整備、一般開放を目指す

サッカー場の整備・配置イメージ
サッカー場の整備・配置イメージ ※画像クリックで拡大表示

整備スケジュールは、2026年12月までの整備を目指す。25年度での早期施工を検討したが、現地測量と基本設計、実施設計が24年度の単年度実施が困難で、能登半島地震の復旧需要などの影響で工期の遅延が発生していることから、26年度からの施工に向けて準備を進めていく。

これに伴い25年度に基本設計・実施設計を行うため、9月議会最終日に現地測量にかかる委託料1000万円の補正予算の議案を上程する。

指定管理者については、今の契約が今年度末までで、25年度以降の指定管理者を募集する時期だが、26年度以降の管理運営方法に関わる部分が不確定で、次期指定管理者の募集、選定が困難なため、次期指定管理者を募集せず、12月議会で現指定管理者による指定管理期間を27年3月31日まで延長する議案を提出する。

サッカー場の配置図案や概算事業費の詳細設計の内容のほか、利用料金や管理運営方法などは、25年度以降に設計業務委託の進捗を踏まえて議会説明を行う。今後、吉田ふれあい広場の利用団体や周辺の自治会、農家組合などへの周知を進める。

人口芝サッカーコートを整備する吉田ふれあい広場

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