ものづくりで知られる新潟県燕三条地域の玄関口、JR東日本「燕三条駅」構内にあるビジネスマッチング拠点「JRE Local Hub(ローカルハブ)燕三条」は、昨年に続いて9月2日から8日までの1週間、東京駅構内のイベントスペース「スクエア ゼロ」へ出向いて「JRE Local Hub 燕三条 in Tokyo Station」を開いている。
「JRE Local Hub」は、JR東日本が「地域をつなぐ」、「世代をつなぐ」をキーコンセプトに地域と進める地方創生型ワークプレイス。燕三条はその第1号拠点。2023年2月にオープンし、ビジネスマッチング「燕三条こうばの窓口」をはじめ、コワーキングスペース、各種育成プログラムなどの機能を備えている。
その首都圏でのアピールの場となる「JRE Local Hub 燕三条 in Tokyo Station」。ことしはビジネスマッチングにさらに力を入れ、昨年の11社を大きく上回る30社が出展。昨年は5日間で2万4000人だった来場者をことしは10万人を目指し、商談は100件をねらう。
初日2日のオープニングでJR東日本新潟支社の白山弘子支社長は「燕三条ローカルハブは、これまでも多くのビジネスマッチングの機能を担ってきたが、きょうはその機能をまるっと東京駅に持ち込み、ビジネスマッチングの機会をぜひやっていきたい」、「燕三条をこの場所から発信し、多くの皆さまに技術の高さ、魅力を伝え、それが地域と産業の活性化につながり、人の交流につながれば」と期待した。
滝沢亮三条市長は、「ぜひともこのイベントを通じて、燕三条の技術を実感していただき、燕三条に足を運んでもらうきっかけとなる1週間にしていきたい」と述べた。
株式会社ドッツアンドラインズの齋藤和也社長は「今回、展示販売している商品はすべて良いものなので、手に取って買ってもらって、自宅で使ってもらえることがこの場所で起こることは本当にうれしい」と喜んだ。