10日は日本海側や西日本で気温が上がり、新潟県三条市は最高気温36.5度の猛暑日で、ことし3番目の高温となる季節外れの厳しい残暑だった。
明け方の最低気温は23.9度で熱帯夜にならなかったが、朝から雲ひとつない青空が広がった。午前9時には31.3度と軽々と30度を超え、午後1時過ぎに最高の36.5度を記録した。
全国の最高気温で三条市は10位には入らなかったが、全国最高は新潟市秋葉区の37.2度だった。
真夏よりは空気が乾燥していたとはいえ、三条市内ではこの猛暑のなかで収穫期を迎えたコシヒカリを刈るコンバインが忙しく田んぼを行き交っていた。
上須頃地内の田んぼで稲刈りをしていた男性は「後継者もいないし日本の農業は69歳でもっているんだ。暑くても稲刈りは待っていられない」と黄金の海でコンバインを走らせていた。