タケノコの産地で知られる新潟県田上町で9月14日(土)から10月14日(月)までの1カ月間、ことしで3年目になる放置竹林を活用した竹あかりをメインとしたイベント「たがみバンブーブー」が開かれる。竹林夜市、中学生企画の「たがみバンブーナイト」プレミアムダイニング、舞踊などさらに内容を大幅に拡充して竹とともに田上の夜を彩る1カ月となる。
竹あかりのイベントのライトアップは毎日午後6時から8時半まで。初日14日は午後5時半から「道の駅たがみ」で点灯式を行い、午後6時にカウントダウンして点灯して開幕 。わたご酒店によるフード&ドリンクも出店する。
有料会場が「たがみバンブーブー竹林」と「椿寿荘」の2会場、無料会場が「道の駅たがみ」の1会場、それに協力施設として館内に竹あかりを飾る協力施設の協力施設として湯田上温泉の宿泊施設「ホテル小柳」、「わか竹」、「末廣館」、「初音」の4会場がある。
竹あかりのデザインや制作は、1年目からプロデュースを依頼している熊本が拠点の竹あかりの演出制作・プロデュース集団「CHIAKAKEN(ちかけん)」の竹あかり演出家・三城賢士さんに加え、ことしは京都の美術家・高橋匡太さん、新潟市出身の空間デザイナー・小出真吾さんも担当した。
有料会場の「たがみバンブーブー竹林」はオンライン販売「たがみバンブーブー2024 | Peatix」で1人1,000円(高校生以上)でチケットを購入でき、現地販売は1,500円。
「椿寿荘」のチケットはそれとは別で、当日現地販売のみ800円。2会場共通チケットはない。問い合わせは田上町商工会(0256-57-2291・tagamibambooboo@gmail.com)。
車の渋滞対策で毎日午後6時から9時まで「道の駅たがみ」、「バンブーブー竹林」、「椿寿荘」を巡回する無料シャトルバスを運行する。さらに金、土、日曜と祝日限定で午後5時から8時半まで「道の駅たがみ」と「バンブーブー竹林」間をピストン輸送する竹林直行号も運行する。
期間中の土、日曜と祝日限定でバンブーブー竹林に隣接する竹林会場で初めて「竹林夜市」を開く。午後4時半から8時半までフード&雑貨の店が並び、竹あかりを見るだけでなく田上の食も楽しめる。
ほかにもまだまだある。定福寺では期間中の午前10時から午後4時までたがみバンブーブーコラボ御朱印を見開き志納金1,000円で授与する。バンブーブー来場者は午後8時まで。定福寺(0256-57-2137)に事前予約が必要。
9月23日(月・祝)は午後6時から8時までバンブーブー竹林で2年ぶりの「NIIGATAプレミアアムダイニング in たがみバンブーブー」を開催する。定員20人で1人2万5千円。
9月21日(土)は午後5時から9時まで「道の駅たがみ」と、となりの「田上町交流会館ホール」で田上中学校3年生がプロデュースする「たがみバンブーナイト」。7時からショータイムで3年生がこの日だけのアイドルグループを結成して一晩だけのスペシャルライブを行い、新潟発の地域アイドル、Nao☆、NegiccoのKaedeさんと中学生をまじえたトークショーも行う。
さらに中学生が考案した竹にちなんだメニューなどを用意する飲食の提供、中学生考案のバンブーオリジナルグッズの販売、交流会館ホールに小出真吾さんがメンターとなって中学生が制作する「記憶」をテーマにした巨大なインスタレーション作品を展示する。
10月6日(日)午後6時からバンブーブー竹林夜店市で新潟市を拠点とするコンテンポラリーダンスの生きる舞踊団「NEphRiTE dance company」が特別講演「共鳴 - 月の聲 虫の聲 土の聲 -- 」を行う。2022年8月に新潟市新津美術館野外円形劇場で初演した作品の再演。料金はバンブーブー竹林入場チケット込みで1人1,500円。問い合わせは「07077928062」(土田さん)、「nephrite15.dc@gmail.com」。
10月12日午後8時45分から9時半まで「松本莉緒さんとバンブー竹林ヨガ」(バンブーブー竹林入場料込み4,000円)。たがみバンブーブー終了直後の15日(火)午後6時半と16日(水)午後4時、6時半にライトアップされた竹林でサウナでととのう「ABiLさんと竹林サウナ」(バンブーブー竹林入場料込み4,000円)もある。
開幕を前に12日は田上町民を招待してバンブーブー竹林のプレオープンが行われ、初めて見た人はただただ「すごい!」と感動。毎年、見ている人は「年々、きれいに立派になってる」と目を見張っていた。
高橋匡太さんは地元小学生にも手伝ってもらって作品を制作した。想定以上の作品になり「今回、新作で初挑戦なので本当にできあがっていいですね。いいもんができました」と大満足で、「さっそく作ってくれた小学生が家族で来てくれてすごくよかった」と喜んでいた。