新型ウイルス禍で大きな影響を受けた飲食業界を盛り上げ、商店街ににぎわいを取り戻そうと昨年9月に新潟県加茂市で始まった「カモナイトバザール」。20日は穀町商店街と加茂信用金庫本店を会場に1周年記念のカモナイトバザールが開かれ、飲食物の販売に加え、1年ぶりの銀行ディスコを繰り広げる。
午後4時から9時までの開催。穀町商店街を歩行者天国にしてテント出店が7店、キッチンカーが7台以上並ぶ。出店は「ワールドレストラン」をテーマに各店が1品は海外のメニューを用意する。イベントに合わせて商店街も12店が夜間まで特別営業する。
目玉は市内の老舗料亭8店でつくるグループ「加茂料理番」の8店舗が調理する卵焼きの詰め合わせの販売。8店の卵焼きを食べ比べることができるユニークな企画で、数量限定で税込み500円で販売する。
加茂信用金庫本店では午後5時から「ディスコUtopia」を開き、昭和のディスコを再現する。第1回以来の銀行ディスコで、誰でも無料で入場できる。
午後5時から3人の大道芸人による大道芸フェスティバルもあり、雨なら歩行者天国から加茂信用金庫本店に会場を移して行う。
バブル期に金曜の夜を「花金」と呼んでディスコなど繁華街に繰り出した昭和のレトロなにぎわいをモチーフにしたイベント。商店街有志と加茂商工会議所が連携して、これまで商店街や日帰り温泉「美人の湯」や加茂市産業センターを会場に2カ月に1回ほどのペースで開いており、今回も1周年にふさわしいにぎわいに期待している。