9月21日から30日までの10日間は「秋の全国交通安全運動」。新潟県警燕署(水上英俊署長)は運動初日の20日、午前10時から出発式と特別街頭指導を行って運動をスタートした。
今回の運動の重点は「夕暮れ時以降の早めのライト点灯やハイビームの活用促進と飲酒運転等の根絶」、「自転車、特定小型原動機付き自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底」。さらに新潟県の重点が「反射材用品等の着用促進や安全な横断方法の実践等による歩行者の交通事故防止、横断歩行者の安全確保〜渡るよサインの活用〜」、燕市の重点が「高齢者の事故防止と交差点での事故防止」。
出発式は燕署で行い、燕署、燕市、燕市交通安全協会、交通指導隊、交通安全ボランティア、交通機動隊、新潟レスキューバイク隊県央隊、燕市と包括連携協定を結ぶヤマト運輸などに県警マスコットキャラクターのひかるくん、燕市観光PRキャラクターきららんを含む約50人が参加した。
水上署長は8月末までの管内の交通事故は、人身事故が58件(昨年同期比8件減)発生し、死者0人(同1人減)、負傷者68人(同10人減)と昨年を下回ったものの、2日前に交通死亡事故が発生したことを話した。
そのうえで「夕暮れが早まり、さらなる重大事故の発生が懸念される。悲惨な事故を発生させないためには運転者、歩行者ともに交通ルールとマナーを守る意識の浸透を図ることが必要」で、関係者の取り組みにより1件でも交通事故が減ることを願った。
このあとスーパーの原信吉田店で特別街頭指導を行い、来店客に交通安全啓発のちらしやポケットティッシュを配布した。あわせて国道116号沿いで「交通安全」とあるのぼり旗を掲げて交通安全を呼びかけた。