しばらく前にテレビ番組でラーメン全国1位になった上越市の有名ラーメン店「麺屋あごすけ」。1位になってからのようすを見たいと思っていてようやく実現した。
「あごすけ」の存在を知ったのは上越市へ出掛けたときのこと。ラーメンを食べようと思ったが、上越市のラーメン店のデータをまったくもちあわせていなかった。ネットで検索してもいいが、失敗しないためには実食している信頼できるグルメに聞くのがいちばん確かだ。
燕三条ラーメン王国の国王に電話してその存在を教えてもらった。以来、何度かのれんをくぐっているが、そのたびにクオリティーの高さに驚かされる。
平日の正午過ぎに入店。20人ほどが順番待ちしていた。駐車場の車は「横浜」、「長野」、「富山」など半数以上が県外ナンバー。平日の県外ナンバーは以前より多くなった気がする。全国1の効果だろうか。
順番待ちの間に渡されたメニュー表を眺めていると、値上がりした気が。あとで店内に5月1日に価格改定したと張り紙があった。
「正油とんこつらーめん」(1,050円)をいただく。相変わらず唯一無二の味。個人的にはラーメンというカテゴリーの創作料理という感覚が強い。ラーメンを食べたいと思ったときに想起される味とは少し違う。ラーメンか、それとも「あごすけ」かという選択になったりする。
カウンターの上にラーメンどんぶりが飾ってある。「つきとく」「電496」とある。「あごすけ」のルーツとなる店なのだろうか。「つきとく」で検索。糸魚川市の「ラーメンと中華料理 月徳飯店」がヒットする。
しかしルーツなのかどうかは、まだわからない。さらに「あごすけ」と「つきとく」で検索してみた。「つきとく」は「あごすけ」社長の実家とわかった。すっきり。ネットのある時代でよかった。そうだ、今度は月徳飯店へ行ってみよう。