二児の父、新潟県三条市の滝沢亮市長(38)は13日、長女の彩乃ちゃん(1つ)を10か月健診に続いてひとりで1歳6か月健診に連れて行った。
三条市は働き方改革で男性職員の育児休業の促進を図っている。職員が育休を取りやすいように滝沢市長も率先して育休を撮るつもりだったが、彩乃ちゃんが生まれても忙しくて育休が取れなかった。
せめて乳幼児健診だけでもと、昨年12月に進んで彩乃ちゃんを10か月健診に連れて行った。長男の颯大ちゃん(5つ)の乳幼児健診はすべて妻の佳代さん(36)の担当だった。今回は佳代さんに用事もあり、滝沢市長が連れて行くことになった。
健診の時間だけ仕事を休み、彩乃ちゃんを連れて会場の三条市総合福祉センターを訪れた。前回は「はじめてのおつかい」状態で想定より大変だったと話していた滝沢市長。今回は要領がわかっており、市役所でスーツを動きやすいポロシャツに着替えて準備万端で、スムーズに受診を進めていた。
颯大ちゃんは8月に転んで右ひじ骨折に見舞われたが、彩乃ちゃんに変わったことはなく、辺りをきょろきょろ見渡しながら、人見知りして泣くこともなく、問診、身体計測、診察、歯みがき指導などを順番に受けていた。
滝沢市長は8月に保育園で半日体験保育士にチャレンジした。「保育はすごく体力がいることがわかった。人の子どもはどこまで本気で遊んでいいのか加減が難しかった」と言い、プールバックの名札を見ずにそれぞれのプールバックがどの園児のものか覚えていることにも感心していた。