14日から新潟県田上町で開かれている竹あかりイベント「たがみバンブーブー」にあわせて竹あかりを設置している県警加茂署(桃井克朗署長)は、21日から30日までの秋の全国交通安全運動にあわせて20日、竹あかりの点灯式とナイトパトロールの出発式を行った。
正面玄関の左右に竹あかりを設置した。左右に3本ずつ、背丈ほどある長い竹あかりを設置し、門松を連想させる。それに短い竹あかり組み合わせたほか、竹をくり抜いて「安心安全な田上・加茂」の文字が光で浮き上がる竹あかりを組み合わせた。
2年前の第1回からたがみバンブーブーもプロデュースしている熊本県に拠点を竹あかり総合プロデュース集団「CHIKAKEN」によると、警察署へ竹あかりの設置は全国でも初めてと言う。
たがみバンブーブーにあわせて14日から1カ月間、設置しているが、秋の全国交通安全の出発式とともに点灯式を行った。点灯式では、この日になって完成した「安心安全な田上・加茂」を披露したあと、桃井署長とたがみ「バンブーブー実行委員会」の渡辺勇祐実行委員長、「道の駅たがみ」の馬場大輔駅長の3人てカウントダウンとともに点灯スイッチを押した。
続いて5台のパトカーが赤色回転灯を点灯して管内へ竹あかりナイトパトロールに出発した。
たがみバンブーブーの拠点の「道の駅たがみ」は加茂署管内にあり、これまでも加茂署は道の駅たがみで街頭指導や交通安全啓発を行っている。今回は実行委員会から加茂署に交通安全や防犯のランドマークに竹あかり設置してほしいと要望し、実現した。
道の駅たがみではボランティアによる竹あかり製作のワークショップが行われた。桃井署長は15回ほどもワークショップに参加し、担当を任されてボランティアを仕切るなどレギュラーメンバーのように貢献した。
渡辺実行委員長は「我々の仲間のひとりになったような形で、大変うれしく思っている」と感謝した。桃井署長も「本当に一生懸命やってもらって、それによって地域の方に関心をもっていただき、安全安心のために運営していただければと思う。いい経験だった」と感謝した。
加茂署は交通安全のキャッチフレーズに「照らす この街」を掲げる。馬場駅長は「この街を照らすという署長の思い、警察が日ごろから地域を明るく照らしていこうという思いをすごく感じた。一緒に未来をともすというところは非常に合致して、一緒に取り組めたのは素晴らしいと思った」と話していた。
加茂署の竹あかりは10月14日まで毎日午後5時半から11時まで点灯している。