文化庁「未来の100年フード」に認定された「燕背脂ラーメン」が生まれた新潟県燕市。そのPRにと昨年、初めて行った「燕背脂ラーメン シール祭り」が想定をはるかに上回る人気を集めたことから、ことしも第2弾を10月1日スタートする。
昨年より5店舗多い燕市内44店舗が参加。店頭にのぼり旗を立てた参加店で背脂ラーメンを食べるて、会計のときに「シールをください」と言うとシール1枚がもらえる。
集めたシールの数に合わせて抽選で賞品が当たる。賞品はシール5枚でヤマダイ(株)の「ニュータッチ凄麺 新潟背脂醤油ラーメン」、7枚で業務用調理器具と厨房機器製造(株)カンダ(燕市杉柳)の「メタルブラック箸」、15枚で「メタルブラックレンゲ」、30枚で「メタルブラックタンブラー」。さらに44店全店を制覇した先着20人の猛者には、抽選で当たる全賞品と「メタルブラック丼」をプレゼントする。
シールの配布は12月31日までの2カ月間で、応募締め切りは来年1月31日。応募はがきは参加店に設置してあり、シールを張ったら切手を張って応募する。燕市観光協会の公式SNSからエントリーすると抽選で100人に近藤製麺所の「燕三条系背脂ラーメン」2食分をプレゼントするSNSキャンペーンも行う。
昨年は2万8千杯を超えるラーメンが食べられ、2,500万円以上の経済効果につながった。また、8月20日にスタートしてから1週間ほどで全39店舗をコンプリートした人が現れる想定外の人気で、当初の先着10人を30人に拡大した。
シールを配布する参加店の負担もあり、開催期間を昨年の6カ月間からことしは2カ月間に短縮した。
シール祭りにあわせて10月4日から11月17日まで燕市産業史料館では「燕のラーメン展」を開き、燕背脂ラーメンに関する資料展示、関連の深い高度成長期の燕の産業の紹介のほか、市内で製造されているラーメンに関わる道具などを紹介。10月3日から6日まで燕三条地域で開かれる「燕三条 工場の祭典2024」に訪れた人にもアピールする。