衆院選を前に石破茂首相は6日、裏金関連議員の比例代表への重複立候補を認めないと表明した。これを受けて収支報告書にい567万円の不記載があり、戒告の処分を受けた細田健一衆院議員(60)はこの日、燕三条ワシントンホテルで開かれた自身の総決起大会で「おそらく比例名簿に私は登載されることはないと思っている」とし、「小選挙区で勝たなければ国会には戻れない」と支援を求めた。
400人を超える支持者らが出席した。石破首相の裏金議員対応について細田氏は、報道でしか聞いていないと前置きしたうえで、あらためて不適切な政治資金の取り扱いをわびた。「すべて政治資金として使い、自民党の新潟二区支部に寄付して1円1銭たりとも使途不明金はない」と断言し、理解を求めた。
比例名簿に登載されないことで「私は小選挙区で勝たなければ国会には戻れないということ。必ず小選挙区へ勝たなければならないと心に誓っている」とし、これまでの支援に感謝し、支援を求めた。
「最後まで力を合わせてご支援をいただければ、必ず必ず小選挙区でも勝利をつかむことができると私は確信している。ぜひ皆さん今一度、私にお力をお貸しください。私を助けてください。皆さん、よろしく、よろしくお願いします」とこれまでの選挙戦では聞かれなかったような絶叫するような声で呼びかけ、頭を下げた。
細田氏は衆院選で新しい新潟2区から立候補を予定している。