新潟県指定無形民俗文化財「三条神楽(かぐら)」の鑑賞会が6日、三条市中央公民館で開かれ、約200人が来場して時に雅やかで素朴でこっけいな三条神楽の魅力を堪能した。
三条市内の6つの神社が保存する合わせて32舞からなる三条神楽。200年以上にわたって伝承される郷土の誇る伝統芸能で、1963年(昭和38)に新潟県指定無形民俗文化財に指定された。
毎年「三条かぐら鑑賞会」を開き、演目を変えて10舞ほどを上演、記録し、三条神楽の継承や周知を図っている。
ことしは6社で合わせて9舞を披露した。「福神遊の舞(ふくじんあそびのまい)」では、神社で奉納される神楽のようにもちまきもあり、来場者は自分の方に投げらもらおうと手を振って盛り上がった。最後は面を着けない「奉幣の舞(ほうへいのまい)」で締めくくった。