衆院選(15日公示、27日投開票)新潟2区で8期目を目指す前職の菊田真紀子氏は、10日開かれた選対本部の第2回全体会議で、同じ新潟2区で細田健一氏が自民非公認で出馬の意向を固めたのを受けて、細田氏の非公認は細田氏の選挙戦にプラスに働くと見て「背水の陣で戦う相手候補。それは本当にこの選挙というのは人を鍛え、候補者を鍛え、そして陣営を結束させることになるので、決して楽観視できない」と危機感を強めた。
各地区の関係者ら約40人が出席。菊田氏は「むしろ今まで以上に強い危機感と緊張感をもって臨まなければ、この戦いは乗り切れないという気持ちで覚悟をもって戦っていきたい」と気を引き締めた。
選対本部長の杉井旬県議は、2017年の衆院選に菊田氏が無所属で立候補し、当選したときのことを振り返り、「そのときは背水の陣で本当に必死になってやった。今、向こうは党本部から俺たちの力を見せてやると非常に盛り上がっている」と話した。
反骨精神や判官びいきから細田陣営は「今、盛り上がっていて、厳しい状況に我々の方が追い込まれている」が、細田氏の公認問題は「そもそも何でこうなったのかといったら、政治資金規正法をしっかり守ってこなかったから」と細田氏が発端であることを指摘した。
幹事長の加藤大弥新潟市議も「窮鼠(きゅうそ)猫をかむという言葉があり、向こうはもう必死になっている」、「本当に気を緩めることはできない」と危機感を示し、「菊田さんは大丈夫なんだから、今回は私にという、お涙ちょうだい作戦でくると予想されるので、気を引き締めて頑張りたい」と述べた。