女子プロレスを描いた配信ドラマ『極悪女王』の大ヒットであらためてプロレスにスポットライトが当たるなか、新潟県三条市の歴史民俗産業史料館「ほまれあ」では、12日(土)から20日(日)まで三条市名誉市民で三条市出身のプロレスラーだったジャイアント馬場(本名:馬場正平)さん(1938-99)のミニ展覧会を開き、12日から14日までの3日間は、馬場さんが獲得したチャンピオンベルトの公式レプリカを着けて写真が撮れるイベントを行っている。
三条ジャイアント馬場倶楽部の中條耕太郎会長=三条市=がコレクションしたチャンピオンベルトのレプリカ3本を8月に三条市に寄付した。それから今回が初めての公開。参加無料で本物とほぼ同じ公式レプリカのチャンピオンベルトにふれ、着けて写真が撮れる。
インターナショナル、PWF、NWAのヘビー級王座のチャンピオンベルトのレプリカで、3日間とも10〜12時、13〜16時の2回に分けて行っている。
初日12日は午前中で15人が訪れ、ジャイアント馬場さんの全身像と並んだり、愛車だった真っ白なキャデラックをバックにしたり、チャンピオンベルトを腰に巻いたり肩にかけたりして写真に納まっていた。
家族で訪れた40代の女性は、興奮気味。子どものころに燕三条地場産センターであったテレビの公開収録に参加してジャイアント馬場さんをじかに見たことがあって親近感をもっていた。
「当時はすっごいでっかい人だなと思って。プロレスラーは軽々とチャンピオンベルトを持っていたので軽いイメージだったけど、実際に持ったらすごい思かった」とびっくり。この貴重な機会を「友だちにも伝えておきます」と喜んでいた。
ミニ展覧会では、ジャイアント馬場さんがはいていたのと同じレプリカ16文リングシューズや、馬場さんが愛用した野球グローブ、ゴルフクラブ、ニーパッド、スーツ、サングラスやチャンピオンベルトのレプリカ、馬場さんの写る写真や馬場さんを描いた絵本「うえをむいてあるこう」の原画などを展示している。
開館は午前9時から午後5時まで、月曜は休館。入館無料。問い合わせは「ほまれあ」(0265-32-0681)へ。