桐(きり)たんすの産地で知られる新潟県加茂市で11日(金)から13日(日)までの3日間、加茂市産業センターを会場に「第23回加茂桐箪笥(たんす)祭り」が開かれており、100さおを超える桐たんすを展示販売している。
加茂桐箪笥笥協同組合(桑原隆理事長・12社)主催で毎年、開かれている地域でも伝統的なイベント。ことしは「伝統を未来へつなぐ」をキャッチフレーズに、6社が参加して桐たんすをより身近に感じてもらうイベントや直売会、工房見学などを用意している。
展示しているなかで最も高い桐たんすは330万円。材料の桐は価格が上がっているが、桐たんすはほとんど値上がりはないと言う。ことしは初めてアウトレットも用意している。
ことしも販売や体験だけでなく、スタンプラリーで4社の見学に足を運んでもらうスタンプラリーや桐たんすカンナかけ大会も用意。抽選で60人の来場者に「桐まな板」をプレゼントしており、抽選にもれた人にも実際の工房の製造工程で出た桐の端材を持ち帰ることができる。
3日間とも午前10時から午後5時まで、入場無料。