衆院選(10月15日公示、27日投開票)で新潟2区に立候補する前職の菊田真紀子氏(立憲)の新潟市総決起集会が12日、新潟市中央区で開かれた。同じ新潟2区で自民非公認となったが自民党新潟県連の推薦を受けて無所属での立候補を決めた前職の細田健一氏について「自身がしたことの反省と真心があれば、今回は潔く身を引いたうえで、審判を仰ぐ、仰がないかを考えるのが本来、誠実な人としてのありようだ」と批判した。
さらに自民党県連に対しても「キックバックという悪いことをして党本部が自民党の公認にふさわしくないと決定しているのに、自民党県連はまったく感覚がずれている。本当にこの裏金議員を誠心誠意、県民の皆さんに自信をもってお勧めできるのか」と疑問を示した。
細田氏が自民党の街宣車に乗って連呼しているとし、「ルール守らないでどんどんどんどん背水の陣だと言いながら暴走するんじゃないか」とも。「裏金議員選挙区なので全国的にも注目度が高いと思う。この新潟で完全勝利しなければ政権交代は実現しない。そんな気持ちで先頭に立って勝利をつかみたい」と気を引き締めた。
選対本部長の杉井旬県議は、自民党の細田氏非公認の対応について「泣いて馬謖(ばしょく)を斬(き)ると言う人もいるが、そもそも政治資金規正法の収支報告書に正しく記載しなかった。記載していればなんということもなかった。記載しなかったからこうなってる。泣いて馬謖を斬るではなく、泣いて粉飾を隠そうとしている」と表した。
区割りが変わって新しい新潟2区で初めての衆院選。新潟西区まで選挙区に含まれることから、西区での新潟市総決起大会を計画したが会場が確保できず、中央区の新潟東映ホテルで開いた。
参加者数も読めなかったが、約250人が参加。立憲民主党のマニフェストの「政権交代こそ、最大の政治改革。」を掲げて気勢を上げた。