11日、12日と東京・浅草で開かれた一般社団法人全国建具組合連合会主催の第55回全国建具展示会(2024全国建具フェア)で、新潟県加茂市下条の渡辺建具店の渡邊文彦さんの作品『組子入硝子戸』が最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した。
渡邉さんが出品したもうひとつの作品『飾り組子』も、全国商工会連合会会長賞を受賞した。加茂市の藤田明美市長は12日、会場を訪れて直接、作品を見て「スケールが大きく、立体感のある素晴らしい作品」と称賛している。
渡邊さんは1975年(昭和50)生まれ。2003年にも全国建具展示会で新潟県下で初めて内閣総理大臣賞をしかも最年少の20代で受賞している。06年に「にいがたの名工」に認定され、07年に「現代の名工」を受賞。15年に黄綬褒章を受章し、ほかにも数多くの受賞歴がある。