衆院選(10月15日公示、27日投開票)の新潟2区に出馬する日本維新の会公認の現職、井上基之氏が14日、新潟市西区・JA新潟かがやきファーマーズ・マーケット「いっぺこーと」前で行った街頭演説に維新共同代表で大阪府知事の吉村洋文氏が応援演説を行った。
吉村氏は、新潟2区の裏金問題にふれて「犯罪行為」であり、「裏金を使って政治やるような汚い政治、金に汚い政治で日本の政治がまともになるわけがない、国民の生活を守れるわけがない」と断じた。
税金と社会保険料を合わせて国民負担率は50%に達しているのに、石破首相は裏金議員に対して厳しく対応すると言ったのに、裏金議員の半分以上を公認し、さらに予算委員会やって争点を明確にして衆院を解散すると話してたのに、いきなり解散したと批判した。
大阪府の高校の授業料を無償化したが、国民医療費50兆円の1%、0.6兆円あれば全国の高校授業料を無償化できる。全国の国公立大学の無償化は0.4兆円ででき、誰もが無償で高校、大学に行ける社会が実現すると提案した。
企業団体献金を受けた自民党がそこに配慮するのは当然で、だから日本維新の会は「身を切る改革」を掲げ、企業団体献金を受けていないと主張。政治と金の問題から始まるとし、「きょうよりあす、あすよりあさってという日本をつくっていきたい。裏金とかやってるようでは、そんなことはできない。井上さんとともに頑張っていきたい」と井上氏の支援を呼びかけた。
吉村氏の話を受けて井上氏は「木も見て森も見る。しっかりと現場でこの新潟の地で、皆さまとともに地域社会をしっかりと支えながら、国政の舞台を見据えて、この新潟という地域がより良くなっていくよう、国が良くなっていくよう頑張っていきたい」と述べた。
会場には支持者ら200人ほどが集まった。演説が終わると黒のパーカの上下にスニーカーのラフなスタイルの吉村氏の回りには詰めかけ、握手したり、一緒に写真を撮ったりとまるでアイドルのような人気だった。あわせて吉村氏は来年の大阪万博への来場も呼びかけていた。