27日投開票の衆院選で新潟2句に立候補した細田健一氏の個人演説会16日、燕市・燕三条ワシントンホテルで開かれ、先の自民党総裁選で石破首相に惜敗した高市早苗氏が応援演説を行った。細田氏は裏金問題で自民党非公認となり、無所属での立候補。無所属議員への応援演説に高市氏は「幸い私は役職も無役で、公認が得られなかったが私にとっては大切な同志」であり、「新潟県を強く豊かにできる人は細田健一さんだと確信するから、絶対に勝ってほしくてまいった」と話した。
高市氏は、細田氏の経済産業省で官僚として18年のキャリアによるネットワーク、農業基本法を農林部会長として自民党の議論をまとめたこと、佐渡山の金山の世界文化遺産登録への尽力といった実績を話した。
「こんな優秀な人材を失ってしまったら、新潟県にとって損失、日本国にとっても損失。いろいろあったかもしれないが、必要な人間を働ける人間に、日本国にとって、新潟県にとって必要な人間を細田健一を皆さまの力で必ず国政に戻してください」と支援を求めた。
細田氏は高市氏の応援演説が実現した経緯を話した。非公認決定前の6日に高市氏に電話をして「先生なかな選挙厳しい」と応援を要請すると、二つ返事で受けてくれた。
その後に非公認の判断が下った。「私は本当に来ていただけるのか。あるいは来ていただいたとしても迷惑をかけるのではと考えたが、変わらず細田さん、絶対に行くと、心配するなと、私はあなたのために行くからということできょう、駆けつけていただいた」と応援に感謝した。
約400人が来場した。会場の入り口には金属探知機が設置され、ものものしい雰囲気。高市氏の応援演説に「コンサートみたいだった」、「迫力があって上手だった」と感心していた。