日本維新の会副幹事長、石井苗子参院議員が17日、新潟県を訪れて27日党開票の衆院選に新潟2区で立候補した井上基之氏の応援演説に回った。
石井氏は午前に新潟市西区の選挙事務所を振り出しに応援演説に回り、午後1時前から新潟市南区の原信白根店前で演説した。
石井氏は、衆院議員の女性の割合を増やす必要性、年齢にしばられない社会保障制度、自民党にべったりの医療制度の改革、胃の検査で必要のないバリウム、企業献金の廃止、裏金問題に通じる月100万円の旧文通費の問題など多岐にわたり主張を訴えた。
「税収が増えているのに皆さんの給料の半分は国に持っていかれ、どこへ行っても物価が高騰している。これではもっと楽しい幸せな生活、もっと日本は良くなると思えない」と現状を批判した。
「地方分権政治で地域に金と財源と決断、決定権をもってこれるような仕組みにしよう。地域が繁栄するためには皆さんの知恵を。そこに金があってもどこに使えばいいかわからないような形ではなく、自治体に権限、財源として国からの金を自分たちが判断して使えるような形にしていかなければ、地方創生ができるわけがない」と訴え、「井上基之は暗い、黒い政治を打ち破るという看板を掲げている」と支援を呼びかけた。
井上氏は、石井氏とは剣道仲間で、とくに新潟で開かれた拉致問題の集会に石井氏が来てくれ、拉致問題の解決に一緒に取り組むことを約束してくれたことと話し、「応援に駆けつけてくれたことを本当に心強く、頼もしく思っている」と感謝した。