20日告示された任期満了に伴う新潟県三条市長選で無投票で2期目に当選した現職の滝沢亮市長(38)が翌21日、市役所に登庁すると正面玄関で職員が出迎えた。
滝沢市長は庁舎前で公用車を降りて正面玄関へ向かった。1期目の出馬表明では、陣営のイメージカラーの緑が入ったネクタイを締めてのぞんだ。
2期目の出馬表明でも緑色の入ったレジメンタルタイを選んだが、この日もそれと同じネクタイで登庁。職員の大きな拍手に包まれ森山昭市議会議長や村上幸一選対本部長など議会や選対の関係者らと握手し、花束を受け取って上田泰成副市長と高橋誠一郎教育長ととも正面階段を上り市長室に入った。
最近はもっぱらいす代わりにバランスボールを利用していたが、この日は久しぶりにいすに腰掛けた。4年間を一緒に働いた職員の出迎えは「4年前とは違う喜びうれしさが込み上げてきた」し、正副議長や後援会長や支援者も訪れ、「きょうの天気のように素晴らしい気持ち」。
朝から雲ひとつない秋晴れ。今はまだ1期目で、2期目は11月8日からとなるが、「きょうの天気も含めて素晴らしいスタートが切れた」とまさに晴れ晴れとした表情だった。
当選のセレモニーでも話したが、「玄関を出るとき、車に乗るときもあらためてを気を引き締めていかなければならないと思った」、「今朝、一晩寝て高揚感というよりは本当にしっかりとやっていこうというような気持ちがほとんどだった」と決意を新たにしていた。10月28日に当選証書が付与される。