ものづくりで知られる新潟県燕三条地域でものづくり系見本市「燕三条ものづくりメッセ2024」が24日、25日の2日間、燕三条地場産業振興センター(三条市須頃)で開かれており、176企業団体が出店して技術やアイデアをアピールしている。
初日24日は開場式でテープカットを行って開幕した。主催者の燕三条地場産業振興センターの理事長、鈴木力燕市長は「新たな商談、新しいビジネスパートナーを獲得、あるいは大学のいろんなブースから次の開発のヒントを得る、そんな2日間であってほしい。経済環境は厳しいと言われるが、それを跳ねのけるような新しいチャンスを獲得する場になることを期待する」と述べた。
経産省関東経済産業局産業部の小澤元樹部長は「地場産センターさんを中心に各商工会議所、県、県の関係機関にわれわれも加わり、全員でこの地域盛り上げていきたい。地元にいちばん近い経産省として経産局を使い倒していただければと考える」。
新潟県産業労働部の野上文雄部長は「県は、県内中小企業の資金繰り対策をはじめ意欲的な取り組みを積極的に支援する。経産局が経済対策を準備しているということなので、しっかりとその活用を考え、燕三条地場産センターをはじめ燕市、三条市、地元の商工会議所、企業と一緒になって本県経済の基盤強化に努めていきたい」とあいさつした。
毎年恒例の見本市で、ことしは実演も多く、地元企業は燕三条地域のものづくりの魅力をアピールし、県外からの出展は燕三条地域をはじめ県内での取引先を拡大を目指している。昨年は4,356人が来場し、ことしは5千人超えを目指している。