新潟県燕市の燕商工会議所青年部(熊倉正人会長)は27日(日)午前10時から午後3時まで燕市役所庁舎を使って小学生向けの職業体験イベント「つばめキッズ職業探検」を開く。それぞれの体験を通して仕事の楽しさを学び、将来は「燕で働きたい」、「燕に住み続けたい」と感じてくれることを願っている。
「ものづくり体験」と「おしごと体験」の2つのカテゴリーがある。「ものづづくり体験」は、スプーンを磨く磨き体験、、缶バッジを作るプレス体験、アルミキーホルダーを作る彫金体験、丸太切りやいす作りの木工体験の4つの体験がある。
「おしごと体験」は、ヘアアレンジ体験、カメラマン体験、カクテルをつくるバーテンダー体験、ドローン体験、アルミ板に絵を入れてオリジナルカードを作る印刷屋体験、プロ選手とストリーミング配信で「鉄拳」で対戦するeスポーツ体験の6つ。原則として青年部のメンバーがそれぞれの職業を生かして指導する。
このうち限定18組のヘアアレンジ体験と限定13組のカメラマン体験はオンラインで予約が必要。25日までにヘアアレンジ体験は午後2時半から以外は満席、カメラマン体験は半分ほどが満席になっている。
加えて改修工事中の燕市児童研修館「こどもの森」が出張こどもの森で透かし折り紙で部屋飾りを作るほか、青年部の物販とPRブースも設け、キッチンカーもやって来る。小学生が対象で参加無料。
青年部は昨年、2027年まで3年間のビジョンを策定した。そのなかで自社だけでなく子どもたちから地域を盛り上げて住み続けたいと思ってもらうまちにすることを掲げた。
そのひとつの手段として企画したのが今回の事業。7月から企画を練り、燕市のイキイキまちづくり事業の補助を受けて準備を進めてきた。
担当するPR委員会委員長の高山鉄也さん(42)=高山工業(株)取締役=は、「高齢化が進み、早いうちから世代交代していくことも大切。子どものうちから燕の仕事を経験して興味をもってもらえたら」と期待している。