新潟県警三条署は、28日までに還付金詐欺で現金約550万円をだまし取られた三条市内の60代女性から被害届けを受理した。
10月2日に女性の自宅に三条市役所の職員をかたる男から「年金を多く取り過ぎたので還付するなどと電話があり、サポートセンターに電話するよう言われた。
女性が指示された電話番号に電話すると、サポートセンターをかたる男から「近くのATMコーナーに行ってください。電話は切らないでください」などと指示された。
女性は指示に従って電話を切らずにATMコーナーに行き、ATMコーナーで男の指示通りに操作し、振込送金と気づかずに現金を振り込んだ。
10月2日から9日までの間にサポートセンターをかたる男の指示に従って10回に分けて現金合計約546万円を振り込んでだまし取られた。
10日、女性が利用した金融機関から詐欺の可能性があると連絡があり、詐欺被害に気づいた。
三条署では、被害を防止するために特殊詐欺は誰でもだまされてしまう可能性があるため、電話でカネの話が出たら詐欺を疑い、いったん電話を切って家族などへの相談や警察署への連絡をするよう呼びかけている。